2011年9月5日月曜日

綜合デザイナー児島虎次郎

今月のふらりアート巡りは、高梁市成羽町美術館で開かれている、「生誕130年 綜合デザイナー 児島虎次郎 生活の芸術化をめざして」をご紹介しました。

絵画収集家、画家として有名な児島虎次郎は、工芸品の収集にも力を入れていたんです。
そして、自らもデザインし、工芸品として世に売り出していたものもありました。

その元になっていたのが、「地元を愛する気持ち」だったのではないかと、学芸員の渡辺浩美さんはおっしゃっていました。
虎次郎は、倉敷で作品を作り、倉敷から全国へ文化を発信しようとしていたそうです。
それだけの力が倉敷にはあると。

渡辺さんに話を伺って、虎次郎の芸術への強い思いを知ることが出来ました。
ただ作品を見るだけでは分からないことを知ることが出来て、とても幸せです。

このポスター、レトロで素敵ですよね。
成羽町のデザイナーが作ったそうです。
渡辺さんは、展示会の時、このデザイナーに話をしてポスターができると、より展示会の輪郭がはっきりするそうですよ。


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生誕130年記念展
 綜合デザイナー 児島虎次郎
    生活の芸術化をめざして

~10月10日(月)
高梁市成羽美術館
(高梁市成羽町下原)
0866-42-4455