2009年10月12日月曜日

由佳の本棚(10月)

 
毎月第2月曜日にお送りしている由佳の本棚。NTTクレド岡山ビル、4階と5階の紀伊國屋書店を歩いて気になる本を見つけ、紹介するコーナーです。9月は、こちらの4冊をご紹介しました。
 
2033年、人類は初めて火星に降り立ちます。
宇宙船の名前は「ドーン」。そう、本のタイトル。
主人公は、ドーンの乗組員、日本人宇宙飛行士の佐野明日人。
明日人は医師をしていましたが、関東大震災で息子を亡くし、NASAに入ります。
火星に行くドーンのメンバーに選ばれ、苦しい訓練にも耐え、 火星に降り立ち、無事地球に帰ってきた明日人。
全世界の英雄になります。
しかし、宇宙船の中では様々な問題が起き、明日人の心は蝕まれていっていたのです。
宇宙船の中で一体何が起き、どう明日人が生きていくかが描かれた物語。
帯に「愛はやりなおせる」って書いてあったの。私の愛は無理みたい(独り言)。
  
著者の大山さんはチョークを中心に作っている、日本理化学株式会社の会長。
この会社、実に、知的障害者が社員の7割。
その状態で50年間経営を続けているんです。
大山さんが、知的障害者をやとうようになったきっかけ、知的障害者が働く意義、 知的障害者と働くために、健常者ができること、大山さんが知的障害者に気付かせてもらったことが書かれています。
「働く幸せ」って、働いているとなかなか気付けません。
仕事が増えて苦しくなったり、人間関係に悩んだり、働くこと自体が嫌になったり・・・。
でも、働くことによって、私たちは生かされているんだ、幸せになっているんだということに、改めて気付かされました。手元にずっと置いておきたい1冊です。
  
たくさんの自己啓発セミナーを世界中で主催するカリスマ・コーチの本を、
日本の人気脳科学者、茂木健一郎さんが訳しました。
この本のことを前書きで、茂木さんは。、「この本は、読む人にとってコペルニクス的転回になるかもしれない」と言っています。
理由は、心だけではなく、幸せやツキ、ひいては人生までも変えてしまう新事実が明らかにされているから。
ここに書いてあることを脳に慣らして行きさえすれば、思ったことが次々実現し、
想像だにしなかったような幸運が舞い込んでくるんですって!!
それなら読もうじゃないか!!みんな、幸せになろうじゃないか!!
でも実は、睡魔に襲われながら読んだので、吸収できなかったんです。
幸せをつかみ損ねたか!?まぁ、いいや♪
  
この人のタイトルの付け方は絶妙!
書店に並んでいるのを見て、手を伸ばさずにはいられませんでした。
本には、貧乏がいかに力を生み出すのかが書かれています。
二宮金次郎の歩き読みから、ガッツ石松さんの草を食べた話、 安藤忠雄さんの命がけの貧乏旅行、そして齊藤さんご自身の貧乏談。
そういう話を読んでいたら、貧乏って実は楽しいかもと思えてくるから不思議。 ←いくらなんでも、単純すぎる!!私!!
本の中には齊藤さんが貧乏時代にした遊びが書かれている。
齊藤さん曰く。「貧乏に大切なのは、心の余裕と遊び心」
貧乏でそんなこと思えるか!!と怒られるかもしれないけど、まぁだまされたと思って手に取ってみてください。豊かな明日が待っています。
 
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紀伊國屋書店クレド岡山店
〒700-0821
岡山市北区中山下1-8-45NTTクレド岡山ビル4階・5階
086-212-2551(代表)
10:00~20:00営業

 
 
 
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