2009年9月14日月曜日

由佳の本棚

 
毎月第2月曜日にお送りしている由佳の本棚。
NTTクレド岡山ビル、4階と5階の紀伊國屋書店を歩いて気になる本を見つけ、紹介するコーナーです。
9月は、こちらの4冊をご紹介しました。
 

主人公は、大学卒業後、就職した会社を3週間で辞めた、若い男子。
就職活動もせずバイトも投げ出し、家でだらだら過ごしていると、いつの間にか、母親が重度のうつ病になっていました。
さぁ、そこから誠治君の奮闘がはじまります!!
 
誠治君のダメっぷりと、父親の無神経っぷりに本気で腹を立てながら、二人の成長(父親も一緒に成長)を見守る物語。
誠治君が工事現場でアルバイトをするのですが、そこで一緒に働くお父さんたちに、誠治君とともに人生を教えてもらったような気がします。
怒って、笑って、泣いて・・・・とっても楽しい作品でした。
 

新聞の広告欄に、「吉本ばななさん推薦」と大きく出ていたので読みました。
「ホ・オポノポノ」は、もともとネイティブ・ハワイアンに伝わる、伝統的な問題解決技法のことをさしています。
ホ・オポノポノでは、ゼロの状態が幸せだと考えています。
そのゼロの状態になるために必要な言葉が、「ごめんなさい」「許して下さい」「ありがとう」「愛しています」の4つ。
この言葉を心の中で唱えることで、人生が豊かになるそうです。
具体的な方法は、本を読んでみてください。
私は、この本に書かれていることを実践して、今のところ不眠が解消しています。暗示にかかりやすい自分に、万歳。
 
 
ホ・オポノポノに出会う前、本当に眠るのが下手だったんです。
そこで、この本も読みました。
 
著者の遠藤拓郎さんは、医学博士で、睡眠医療認定医で、精神保健指定医。
祖父の時代から80年以上も睡眠を研究している、世界でもっとも古い、睡眠医療施設の後継者です。

その遠藤拓郎さんが、働く世代に勧めているのが、平日4時間半熟睡法です。
私は平日4時間半睡眠でなくても平気で、むしろもっと眠りたい派です。
この本には、熟睡できる方法が書かれているので、もっと眠りたい派の私にもぴったりでした。
睡眠について、とっても分りやすく書いています。眠れそうな気がしてきた!!
 
番組ディレクターお勧めの1冊。
千利休の切腹の日から、運命の女性に出会った日までを、さかのぼりながら描いています。
どうさかのぼっていくのは、最初の章は、 天正19年(1591年)2月28日朝、利休の切腹の日、利休の語り。
次の章は、利休切腹の前日、秀吉の語り。
その次の章は、利休切腹の15日前、細川忠興の語り。
このように、利休の切腹からさかのぼって、古田織部や徳川家康、石田光成などが、利休について語っていきます。
いや、これは構成と内容に感服の1冊でした。
 

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